さて、プラモデルを作るためのアプローチというのにも、いくつか方法があります。
ガンダムひとつ作るにしてもTVアニメ通りの色に塗る人もいれば、
オリジナルなカラーリングに挑戦したり、あるいはまったく塗らない人もいます。
人それぞれです。
スケールモデルが「縮尺模型」である以上「実物に近づけること」が至上命題であるのかも知れませんが
僕はどうも、そうは思えないのです。「楽しければ、それで良いじゃないか」という気持ちが実にこう、大切だと思うわけでして
「好き勝手に作る」がポリシーだったりします。
で、好き勝手に作ることの一環として今回は「実物に近づけること」をモットーにしてみます。(←まわりくどいぞ)
おっと、大事な単語を忘れてました。それは「なるべく」の四文字です(^^)
前回示したようにタミヤのV突はとても素晴らしいキットです。しかしながら模型としての限界から
省略されてしまった細かな箇所(ディティール)はやはり存在します。
もっと重要なこととして「後期型」に改造するためにどこをどういじればよいのか知らなければなりません。
そのために必要なのが「資料」です。今回このようなものを集めてみました。
ま、こんなにはいらないんですが(^^)
一番役に立つのは模型誌に載ってる「作例」でして、自分が作りたい車輌が載っていれば
こりゃもう大当たりです。プロモデラーの方がどこをどう工夫し製作しているのか参考になること
この上ありません。またこの画像の上半分はほとんど雑誌の「バックナンバー」ですが、
これらに載ってる「基本工作」や「塗装」の方法などもいつでも目を通せるようにしておきます
(なぜなら僕はそういうことがまったくオロソカだからです・・・)
あとはまぁ、「なんとなく読んでると楽しい」とか「想像/妄想/ボンノー/がふくらむ」とか・・・
しかし、資料ばかり集めてそれをただずっと読んでいるだけではいつまで経っても完成しません。
こうなってしまうとモデラーの地獄、「未完成人」への道をまっしぐらです。こんな姿になります

(1/1スケール「未完成人」。あぼがど製作)
・・・ベタなネタでしたね。
ところが、もっと恐ろしいワナが待ちかまえていたりもします!
資料を見ながら手を入れて作り出すと「あっ、ここ違うじゃん!」「直さなきゃ」「ああっ、ここも!!」「また直さなきゃ」
「あああっ!!!」「あぎょぱりぱりぱり!!!!」とかいう羽目に陥ります。これはもうドミノ倒しのように襲ってくる現象で
これらを称して「資料のえじき」と
・・・ベタなネタでしたね
まぁ、それはともかくとして資料を見ながら色々と考えます。生産台数の少ない戦車(例えばタイガーT)などでは
「どの部隊の第何号車がいつ頃どこにいたときの状態の色と形」を特定して作る猛者も往々に存在します。
が、僕は猛者でもモサドでもなくただもさっとしてるだけの人なんで常日頃はテキトーに作るんですが、
今回珍しくこの段階で特定することに決めました。
「武装SSの装備実験中隊にいた増加試作車輌」を作ります!おおっ、燃えるぜ!!
増加試作車輌なので生産型とは様々な点が異なってます。初期型の特徴と後期型のそれが入り交じり
あ〜、ちなみに「武装SSの装備実験中隊」っていうのは知人の某氏がナースホルンを作るときにでっち上げた架空の部隊でして・・・
↑やっぱりテキトーに作るんじゃねえか!
さて、
にすると「なんにも進んでねーじゃねーか!」の集中砲火を喰らいそうなのでオマケを少し。
一番上にあるのが「短砲身75ミリ砲」のパーツです。(これのみ、ドラゴンモデルズB型のパーツ)
V号突撃砲が最初に搭載していたのは このタイプの砲でした。
おフランスやエゲレスあいてに「ボカン!」と撃ってりゃよかったんですが
ソ連に攻め込んでT−34やKVといった強敵を相手にすると貧弱貧弱ゥ!!だったので
急遽「長砲身75ミリ砲」を載せて「ドキューン!」とぶっ放すことにしたわけです。(真ん中のヤツ)
で、一番下のが「105ミリ砲」です。こいつは歩兵支援用に「ドッカン!」と撃つ砲でして・・・
擬音ばっかでわかりにくいですね(^^;) では、砲弾を比べてみましょう!
タミヤから発売されている「V号突撃砲砲弾セット」より、
上が「75ミリ徹甲弾」、下が「105ミリ榴弾」です
(短砲身75ミリ砲はもっと違う弾を撃つのですが手元にパーツがありません・・・)
どちらも金属の地肌が見えている部分が薬莢でそこから前が弾頭です。
75ミリ徹甲弾は対戦車戦闘用に発射時の初速を強めるために装薬を多めに、
105ミリ榴弾は陣地攻撃用に着弾時の爆発を強めるために炸薬を多めにしているのが
おわかりいただけますでしょうか?
これから作る予定の「105ミリ砲型」というのはV突が対戦車戦闘主体の車輌になっていった戦争後期に本来の目的である歩兵支援任務用に
平行生産されたタイプなのですが、どっちかというとマイナーですね・・・どーにもそういうやつが好きなもので(^^)ゞ
では、ほんとに