おお、懐かしい。僕は立花キャプテンが大好きでしたよ。
・・・そんな話じゃなくて。
「ダッシュ」と言えば走り出すことですが、V突はまだまだちっとも走り出せません。
「奪取」と言えば奪い取ること。そして「´ 」(ダッシュ)と表記すれば
それはつまり「もうひとつのもの、別のもの」というわけでして・・・
これはグンゼ産業製の「V号突撃砲後期型」のキットです。
コイツを利用していくつかの部品を奪い取ります。
それによってタミヤの初期型を後期型らしくしていく訳です。
「最初からこれ作ればいーじゃん」
いや、ボク溶接防盾で105ミリ砲のを作りたかったんで・・・
「グンゼをベースにしてタミヤのパーツを移植した方が全然楽だよ」
・・・そのことは作り始めてから気がついたんですよ(涙)
奪取パーツその1
車体をひっくり返してるんでわかりにくいかも知れませんが大型牽引具と窪み付きマフラー。
濃い茶色のパーツがグンゼ製V突のパーツ(以下グンゼ)です。
大戦末期には戦車回収車が不足していたので戦闘車両でも直接牽引可能なように
車体後部の牽引用フックが装着されるようになりました(同様の処置は他の車種にも見受けられ
ます)。それに伴いマフラーカバーにボルトを通すための窪みが設けられています。
奪取パーツその2
砲身トラベリングロックです。これがないと移動時に主砲がブラブラして大変。
奪取パーツその3
キューポラ前面の跳弾ブロック。なんか三角っぽいパーツがそれです。
溶接跡を溶きパテでやってみたんですが、少々オーバーになってしまいました
隣にある上面装甲板は・・・
奪取パーツその5
右側のやけにSFメカ風のパーツです。
これが何かと言いますとパンサー戦車用の「赤外線暗視装置」です。V突には本来付かないんで
すが、まぁ「遊び」のようなものです。これだけは以前作ったパンサーで余った部品。
実家に帰省した時に掘り出してきました。ほとんどこれ持ってくるために帰ったようなものです。
ああ、親不孝モデラー(^^;)
で、ですね。この写真にも背後霊みたいに写ってる上面装甲板は何かと言いますと・・・
・・・だったりします。雑誌作例じゃ「簡単です」なんて書いてあったのに、世の中そうも行きません(泣)
グンゼとタミヤで同じ車輌を同じ縮尺でモデル化しているんですが、若干サイズが異なってるんです。どっちが正しいと言うよりは・・・
「設計者の癖」や「メーカーとしての方向性」の違いと言ったところですね。色々削ってみたんですが、うまくはまってくれません。
あんまりやってると車体そのものが壊れそうな気がしてきたので仕方なく・・・まだまだ精進足りないなぁ
「グンゼをベースにしてタミヤのパーツを移植した方が全然楽だよ」
なんて言葉がグルグル頭の中を飛び交います。手遅れです。こういうときは魔法の呪文を三回唱えましょう。
よしOK!「完成させることに意義あり」の精神です。人間、時にはあきらめも必要さ・・・
奪取パーツその6
灰色の丸い物体が見えますでしょうか?
これはドライバー用の「ピストルポート」です。ここんところを開いて拳銃を
撃つのですが・・・ホントに当たるのかなぁ?
初期型ではこの場所には発煙弾投射装置がつくのですが(横に置いてあ
る円筒が3個ついた部品)後期型では取り外されてます。
ピストルポート自体はコトブキヤのSFメカ用のリベット(僕は「ガサラキ」
を作るために購入しました)なのですが、サイズ的にピッタリ合うので流
用。余ったスモークディスチャージャーはそのうちなんかに使います
なんとなく、ザクなんかに使えそうです。
スケール物にアニメ物のパーツを使い、アニメ物にスケール物のパーツを使う。これもモデリングの醍醐味、かなぁ?
大体こんなモンでしょうか。パーツを奪取されたグンゼのキットには・・・南無三、成仏してもらいましょう。
「もったいない!」との声が聞こえてきそうですが、まぁ良いです。定価2800円のキットとは言え、
ものなんで。
「卑怯者!」「大人はウソツキだ!!」とか言われる前にダッシュで逃げましょう!おお、上手くまとまったぞ。