BA-64Bは第二次大戦に於いてソ連軍が使用した偵察装甲車です。タミヤ1/48ミリタリーミニチュアのキットを製作しました。
1/35スケールでは車体内部まで再現されたビジョンモデルの製品もありますが、タミヤヨンパチは1ランナーで全てが納まる組み立てやすいもの。
その分価格もお安く手に取りやすいアイテムです^^
小さく組み立てやすいプラモデルとはいえひとつひとつのパーツ精度は高いもの。
少ないパーツ数でフレーム部分もぴったり綺麗に組み上がります。
車体的に言うと本車はソ連軍版ジープであるGAZ-67偵察車の車体構成をそのままに装甲化したもの。
タイヤはプラ製です。最近のキットはゴムの質感よりタイヤパターンのモールドを重視する傾向にあり、
このキットもその例に漏れません(素材を統一して価格を抑える意味合いもあります)
装甲ボディは上下の2パーツ合わせるだけでほぼ形になります。
車体下部左右に2枚ある昇降ドアや開放式の銃塔、フェンダーなどを取り付けていきます。
鋭角的なデザインはドイツ軍のSd.Kfz222装甲車の形状を参考にしたと言われています。
このサイズですと筆塗りでささっと仕上げちゃいますね。デカールも使わなかったんでいささか地味ではありますが。
本車の特徴としては前述のようにジープ的な車輌に装甲ボディを乗せているのですが、パワートレインなどはGAZ-67のものがそのまま使われていますので
ハンドルはサイドバイサイドのシャーシー設計のまま車体の左側から伸びています。
しかし避弾経始を考慮して前縁投影面積を抑え、細く引き締まった装甲ボディの操縦席は車体中央に一人分のみ。
・・・相当動かし辛い車輌だったみたいですね
その辺の内部機構の面白さを知るには1/35キットが良いのですけれど、シンプルな外観や小さなシルエットを楽しむにはむしろ1/48のほうが可愛いものかな?
エッジの立ったボディはドライブラシが引き立ちますねぇ。
タミヤヨンパチの小型車輌は時々組んでいるのですが、シンプルすぎてなかなか記事化できませんねーうーむ。
同スケールのJS-2と並べるとこんなにもコンパクト。「猟犬」の愛称があったそうで。
デグチャレフ軽機関銃は仮止めしただけなので、いつでもプラウダ高校仕様に変更できるぞ(笑)