まずはこの度の東北関東地方大震災被害に遭われたかたにお見舞い申し上げます。
お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りしますとともに、現在も尚避難生活を送られている方々、現住所でもご不自由なさっている方々、すべての人々が一日も早く平穏な日常へと回帰なされることを願っております。
言葉足らずながら。
さて今回の震災に於いても、言葉に尽くせぬほど衝撃の走る映像を多く見ることになりました。なかでもとりわけ心に強く残っているのは航空自衛隊松島基地の映像です。東北地方最大の規模を持ちながら人知の及ばぬ災害に襲われ、津波に押し流された航空機の姿は大変にショッキングで――
F-2をね、作るのも良いかなと思ったんですよ。
普段飛行機やりません。正直塗装も出来ませんが幸いにして現在ではこういうのもあります。
童友社の塗装済み半完成品1/144スケール現用機コレクション、シリーズ第17弾は「群青の防人」と題してFー2支援戦闘機をリリースしてます。
いわゆるトレーディングフィギュアの類で全六種のバリエーションをブラインドボックスから選ぶもの。中には松島基地の第21飛行隊所属機も含まれていて丁度良いなと
開封してみたらなんだか見慣れぬ塗装に???
ナンバー6の「XF−2(試作4号機) 飛行開発実験団63-8102号機」だったのです。
えーこれだけはちょっとなと思ったまさにそれ、正直いささか途方にくれて一週間ほど放置してました。
ところが今日になってハードディスク内の昔ひろった画像を見てたらビックリ!こ、これは紹介せねばと・・・
開封するとこの状態で機体は組み立て済みとなっています。成型色は水色でそこに白が塗装されている。
実際のところ洋上迷彩の機体よりは綺麗な仕上げに、なっているかと。
組み立てはハメコミ式で超簡単!と言いたいとこですが、差し込み部分の塗膜を削ったりドリルで開口部を拡げたりと若干の調整は必要でした。
タイヤの黒だけは自分で塗ります。ホントは脚柱も塗るべきなんでしょうけど・・・
実は飛行姿勢を選択すればもっと楽なんですが、その際には別途スタンドが必要になる。
各部のマーキングはタンポ印刷が施され、位置も含めて美しい仕上がりです。このスケール自分で作ってもこうはいかんぞw
思えばF-2も不憫な子です。
そのむかしはF-16J呼ばわりされたり配備後も理由もなく欠陥機の烙印を押されたり、調達途中での生産機数削減など、不遇を挙げていけば枚挙に暇がありません。
そんな困難を乗り越え十二分に戦力化され、次期主力戦闘機F-Xの候補すら決まらぬ現状でF-2復活論を(非現実は承知の上で)唱える声もありましたが・・・
まあ、それはともかくだ。
本製品で特に注目していただきたいのはコックピット部分です。ご覧の通りパイロット2名が登場しています。
しかしハードディスク上で発見されたむかしひろったF-2画像、それはまさにこの63-8102号機、「102」の機番が書かれた機体の画像だったのですが・・・
実機では後部座席には人間以外のものが乗っていたのだ。
取り付け基部が単なる材木で中身がカラッポに見える者は既に暗黒面の影響下にある。フォースを信じよ信じるのだフォースを。