さて先日、世界最大の造型イベント「ワンダーフェスティバル」に行ってきました。
そこでふらふらと会場を歩いていてたら、アマチュアディーラー卓で脳にビビッと来るぬものが!
「すいませんそのラヴクラフト胸像というヤツをひとつください」
「ええっ!?」
売り子さんに驚かれました。
むかしからワンフェス会場ってクトゥルフ好きが必ずどっかにいるものですが、
パーツ総数一点のこの御大なら、ぼくにも作れそうな気がしたのです。
先ずやることー、
離型剤落とし。
レジンキットのパーツにはゴム型から取り外す為の離型剤が塗布されてます。
要は油分でこれが残ってると何も出来ない。
専用の溶液も売ってますけどご家庭用の中性洗剤でも間に合います
「ふ〜〜〜〜〜〜〜」
と、こーゆーことしたくなるよね。
このとき中性洗剤を洗い落とすためにラヴクラフト御大といっしょに風呂に入ることを真剣に考えましたが、
残り少ない正気度がそれを押し止めました
つぎにー、
バリとり。
注型口や型の合わせ目なんかに出るバリをバリバリ削ります。
お料理でアクを取るようなもので手を抜くとてきめんにバレます。
すっかりかどが取れましたね。
そんでー、
表面処理。
塗料のくいつきを良くするためまた表面のキズを見つけるためにサーフェイサーを吹きました(500番)
するとこう襟元であるとか、
後頭部などに、抜けきれなかった気泡が見えてきます。
大きなキズならポリパテ使うんですが、この程度なら瞬間接着剤で十分でしょう。
どの程度まで仕上げるかは完成型次第ですが、今回は素朴なタッチで行く予定なのでこれぐらいに。
うしろあたまー
針穴程度の気泡なら、ビン入りサフの筆塗りで対応できます。
さあ色塗ろうか。
クレオスのメタルカラー「ブロンズ」一色塗り。平筆一本で本気出す。これが本気か!そうなんだよ・・・
なんだかラヴクラフトちゅーよか鳩山由紀夫みたいになりましたけれど。
この通り磨けば光る宇宙的人物!
思った以上にブロンズ仕上げで満足です。
瞳を入れなくとも夢は視得る。実にコズミックな、なんと言うか
(ブロンズなんてカラーはこの先全然使い道がないよな・・・)
とゆー、ビッグ深淵でマキシマム遠大な目をしているのだ。
秘蔵の定本ラヴクラフト全集6巻しかも初版をバックに撮影です。
この本東京国際ブックフェアの国書刊行会ブースで筺無し痛みあり500円でジャンク品ボックスに入れられてて・・・
秘蔵??とか
6巻って増刷したの???とか