タミヤ48MMシリーズ「ソビエト重戦車JS−2 1944年型ChKZ」です。
イキナリ完成してるのには理由がありまして、実は久し振りに新製品の製作過程を丁寧にやろうと途中過程写真もいろいろ撮ってましたら
仕方ないから即座にパーツ請求だしたら在庫切れで3ヶ月も掛かっちゃってさあ・・・
その間に自分がどんな作業やったのか、塗装にはどのカラー使ったのか、
とにかく、キットにデカールのあるポーランド第4重戦車大隊所属「424」号車1945年4月ドイツ仕様です。ベルリン戦特有の白帯マーキングはキットの指定にはないのですが、
大日本絵画刊オスプレイ世界の戦車シリーズ「IS-2スターリン重戦車1944-1973」の図版を参考に。ちなみにその図版は
ポーランドの軍事博物館に展示されてる車輌には白帯入ってんだけど、これ戦後テキトーに描いたもんだぞたぶん(w
ちなみにそれ以外にもオスプレイのスターリン本は本文・訳注はともかくイラストに間違いが多い。表紙のイラストからして戦後仕様のが描かれてるしな〜
上から見るとこーなる。照明が反射してることもあって実によく目立つ。雑なところもより目立つ OTL
この敵味方識別塗装はベルリン攻略中にドイツ軍が模倣したので禁止されたってよく聞くんだけど、肝心の模倣したドイツ軍戦車の写真を見たこと無いんだよね。
・・・この手の話って結構ただの「都市伝説」も多いよね。
エンジンデッキ上はタンクデサント(戦車跨乗兵)が乗り降りしてるだろうから泥汚れっぽく。
考えてみりゃ3ヶ月もあったんだからフィギュア作れば良かった・・・いや、腕前考えたらやらんほーがよいか(w;
ライトやホーンが車体右側にあるのがポーランド軍仕様の特徴らしい。
車体や砲塔の鋳造表現はパテで誇張するのが鉄板かも知れませんが、スケール感を考慮すればキットのままでも可だと思います。
JS−2型重戦車はドイツ軍のタイガーI型に対抗しうる兵器として作られたのですが、車格を比べるとこんなに差があります。
重量もJS−2の方が10tほど軽いのに、装甲厚はちょっと勝る。
それだけ内部容積の狭い車輌だったと、そゆこと。
そして大砲はこんなにデカイ。
D−25T 122ミリ戦車砲は弾頭と装薬が別になってる分離装弾式で発射速度が遅いことがしばしば批判されますが、
確かに対戦車戦闘に於いては不利なこの条件も、大戦後半にソ連軍が必要としていた陣地攻撃と戦線突破の任務には全く問題なく、
特に戦争末期の市街戦では、建築物の中に立て籠もるドイツ歩兵をその大重量の榴弾を以て建物ごと吹き飛ばすという
イラク戦争に於けるM1エイブラムス戦車のような直接照準火力としての任に就いていました。
プレステゲーム「パンツァーフロント」のベルリンシナリオでこんな状況になったらもうお手上げ。
いろいろ書きたいこともあったような気がしたが、まーこんな感じで。