「II号戦車J型(VK16.01)」

 


ホビーボスのII号J型を黒森峰仕様で作ってみようと思ったわけです。

またガルパンです。

 

ホビーボスのキットを組むのは初めてだったかな?近年急速に伸びている中国メーカーのひとつです。

プラパーツの精度はかなり高いもので、一級品と呼ぶに十分ふさわしいグレード。

 

ダンパー部分のパーツは実車の機能を理解することができるほど細かく分割されています。

 

車体部分の前後は若干隙間が空いたり実物とは違う箇所に分割ラインが出ていましたからそこはパテ埋め。

 

いちおうII号戦車系列に属する車輌ではありますが、他のバリエーションとはまったく異なる車体構成です。

 

車体後部のエンジングリルは車体に枠組みを取り付け、さらにエッチングを用いた構造になっています。

 

前後に分割されたフェンダーを付けると印象変わりますね〜。

「正方形」なイメージでかなり独特な雰囲気。

 

前照灯の配線はプラパーツで、ライト基部はエッチングでそれぞれ再現されています。

やー、取り付け時に結構手間が掛かって、ポッキリ折れちゃったんだけどなこれが・・・

ライトレンズも別パーツがあるんですが、透明ではなかったのでウェーブのHアイズを持ってくることにしましょう。

 

フェンダーステイもエッチングでその薄さ加減は良いんですけれど、

どうもこれ設計ミスったみたいで左右で折れ線が揃わないぞ(汗)

・・・むぅ。

 

主砲/機銃とも機関部まで再現されています。20ミリ機関砲の砲身が長短2種類あるのは何が違うんだろう?

数少ない実車写真見ると短い方が合ってるようには思えるが。

 

砲塔形状も独特なソレで、びっみょう〜〜〜にII号戦車のラインを持っているようで、やっぱり全然違うもの。

でもキューポラはII号戦車F型など一連の系列車輌で使われてるのと同型ですね。

 

ハッチ裏側のクッションや中央の小ハッチ(信号旗用?)も別パーツ化、細かく再現されています。

タミヤのII号戦車A〜C型に流用できるかな?流用するには高価すぎるパーツですかそうですか。

 

砲塔完成。

吊り下げフックはそれぞれエッチングパーツ2枚を組み合わせ×3個取り付けるのですが、上手くいってよかったなあ。

防盾中央部分に2つ開口されているのはパンターD型みたいな双眼式の照準器でしょうか?あんま詳しくないんだよなこの戦車。

 

転輪はいわゆる千鳥配置の互い違いに重ねられたものです。大戦後半のドイツ戦車に多用された方式ですが、

元来ハーフトラックで使用されていたスタイルを戦車にも取り入れたのは、

本車とそしてほぼ同時期に開発されたI号戦車F型がお初かな?

軽戦車のサイズながら重装甲を持ち接地圧が高まったための分散処理。

でも見た目はカッコイイけど整備性は最悪、重量分散のためにはただの並列転輪でも十分だったそうでいかにもドイツ人らしい話である。

 

塗装開始。例によって赤サフから始めますが、塗装剥がれは今回やらん予定です。なんか赤サフの特性を活かしてねーよな全然な。

 

まずはネービーブルーを全体に吹きます。

 

軍艦色で明るい面を作り、

 

ジャーマングレーを側面から吹きつける。最近はずっとこんな方法で塗っているなあ。

 

ゴムタイヤに黒を使うのはあんま宜しくないんですけど、ジャーマングレーの車輌だとやっぱこうなっちゃうよな

 

いちおう完成である。

キャタピラが全然合ってないんだけれど、取説の枚数がそもそも正しくないのよこれが。

 

以前作ったタミヤのII号戦車A〜C型と。

同じII号戦車系列とはいえまったく異なる車輌だということがお解りでしょうか?

II号戦車J型ことVK16.01試作戦車は大戦勃発後に新型の偵察/歩兵支援戦車を開発する複数の計画の中で、

重装甲の仕様を模索したもののひとつです。

正式採用はされなかったのですが、東部戦線で実戦に投入(運用試験的な?)されました。

 

黒森峰仕様にしたのはガルパンのアンツィオ戦OVAに於けるみほの台詞で継続高校との過去試合に触れたものがあったこと、

そもそもみほがII号戦車好きだって設定と、某四コマで「II号戦車は装甲が薄いから×!」とまほ姉にダメ出しされていたのと

まーそんな感じの色んなモノがイロイロ合わさった結果である。

が、

製作途中で発表されたMG誌の第二回模型戦車道コンテストにまったく同じ車輌がしかもフィギュア付きで!

応募されていたんでヘコみましたねさすがにねOTL

 

仕方がないのでワンフェスで買ってきた判定装置のガレキを組んで白旗掲げてみた。

 

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